SMT 使用医院の声

実際にSMTを導入している歯科医院では、SMTをどのように位置づけて活用し、来院者とのコミュニケーションを充実させているのでしょうか。ここでは、SMT使用医院による「生の声」をご紹介します。

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4医院からのコメント

青森県弘前市
梅原歯科医院

院長梅原一浩先生

「初診・メインテナンスのルーティンに組み込んでいきたいです」

当院では以前から患者さんの口腔内データを収集することに力を入れており、他の唾液検査を採用していました。他の検査とSMTを比較すると、菌数を直接測定できないという点では見劣りするものの、「操作方法が簡便」「一度に多項目を測定できる」「結果シートのグラフが見やすく、患者さんへのインパクトが大きい」といった点では完全にSMTが一歩抜きん出ているという印象です。

直接菌数測定をせずとも、簡便に唾液で口腔内環境を知ることができるので、メインテナンス時に頻回に検査を行っても患者さんの負担が少ないという点でも、とても有効だと思います。さらに診療サイドにとっても、過去の検査値と現在の状態との比較ができるというメリットがあります。

また、結果シートのグラフが非常に明快で、なおかつ整合性もあるので、患者さんの理解を得やすく、モチベーションアップやデンタルIQの向上にも効果的でした。

当院の歯科衛生士からも、「これまでも患者さんの口腔内状況については口頭でお伝えしていましたが、SMTの結果シートをお渡しすることで、次回の診療に来院していただける確率がぐっと上がりました」という声が上がっています。将来的には初診時およびメインテナンス時のルーティンとして組み込んで行きたいと考えています。

歯科衛生士さんの声
  • ・従来の唾液検査は「検体の培養後に記録をとり、説明は次回来院時」という流れでしたが、SMTは短時間で結果シートが出てくるので、患者さんにも私たちにも負担が少なく使いやすいと思いました。
  • ・フロスや歯間ブラシをさぼり気味だった患者さんが結果シートのグラフを見て「やはり習慣的に使用しなければだめですね」とおっしゃっていました。
長野県大町市
金子歯科医院

院長金子 至先生

「多項目・短時間で、口腔の健康状態をざっと把握できます」

金子歯科医院は今年で開業33年になりますが、開業当初から予防を重視してきました。当時は一般的だった「削って詰める」という対症療法的な歯科医療では、結局のところ治療の繰り返しになってしまい、良い結果につながらなかったからです。

唾液検査は、約20年前からほぼ全ての患者さんに実施しています。開業から10年程たち、長く通院されている患者さんの中にご高齢の方の割合が増えてきた頃からです。そうした患者さんの場合、加齢に伴う体調の変化や、全身疾患に対する治療薬の副作用などで唾液量が減少し、歯周病やう蝕の病態に大きく影響しているという実感がありました。それが唾液検査導入のきっかけです。いわば、普段の臨床の中での必然だったのです。

当院では長年にわたり色々なメーカーの唾液検査システムを実施してきましたが、その経験から言っても、SMTの簡単な操作と、短時間で結果が出るという特長は驚きでした。しかも6項目の唾液因子が一度に測定できるわけですから、非常に優秀だと思います。

結果シートも色分けされていてわかりやすいですし、患者さんにも評判が良いですね。その時点でのご自身の口腔状態を全体的に知ることができるというのは、患者さんにとっても納得感があるのではないでしょうか。

歯科衛生士さんの声
  • ・唾液検査は、1時間の枠を取り、食生活やセルフケアなどの「生活習慣」に関する質問をしながら検査を行っています。SMTのデータと照らし合わせることで、具体的なセルフケアの指導ができます。
  • ・唾液の採取から点着まで、チェアサイドで患者さんとコミュニケーションを取りながら行うことで、検査に対する関心を高めています。
埼玉県久喜市
フローラ歯科クリニック

院長市村 光先生

「患者さんに現在の口腔状況を説明する際に大いに役立ちました」

従来は簡便に菌数を評価できる検査法がなかったこともあり、唾液検査やプラーク検査は実施していませんでした。しかしSMTの場合は操作が簡単で、しかも検査結果がすぐに出るため、患者さんの現在の口腔状況を客観的にわかりやすく説明することに大いに役立ちました。私自身の考えとしては、歯周病の精密検査を実施するタイミングに合わせて、SMTを活用するのが理想的だと思います。

当院での活用方法としては、初診とリコールの患者さんに対して、私自身が声をかけるようにしました。「唾液検査をしてみませんか」とご提案すると、患者さんも非常に興味が湧くようでしたし、結果シートをお見せすると大いに関心を持っていただけました。

患者さんに納得してもらうことは、治療やメインテナンスの継続につながりますし、患者さん自身の口腔状況について理解を深めてもらうことで、口腔機能の維持が健康寿命の延伸と密接な関係にあることもわかっていただけるようになります。今後、SMTの結果を経時的に積み重ねていけば、患者さんにどのような変化が現れるのか、大いに興味を持っています。

歯科衛生士さんの声
  • ・初診時に使用すると、患者さんとのコミュニケーションがうまく図れるので、歯科に通ってもらうコンプライアンス向上にも利用できると思いました。
  • ・一回目の検査後、自宅などでブラッシングや食生活に気をつけたりされた患者さんから、「もう一度検査をしてほしい」という声をいただきました。
  • ・検査結果を参考にすることで、歯ブラシはもちろんのこと、歯磨剤等を患者さんに合わせたオーダーメイドのTBIができるようになりました。
大阪府大阪市
ミナミデンタル
デザインクリニック梅田

理事長南 清和先生

「患者さんの『わかりやすさ』を実現した点が画期的です」

当院では、SMTを主に初診時と定期検診時に実施しています。初診時には当院が実施している7種類の精密検査の1つとして行い、定期検診の場合は中期的な状況変化の確認としての位置付けですね。初診の患者さんにとっては、当院が実践している「一口腔一単位」のトータルな歯科診療へのモチベーションになりますし、定期検診の患者さんにとっては、検診を継続していくモチベーションになると考えています。

「一口腔一単位」の考え方、つまり「お口全体を治療すること」については、患者さん自身がその必要性を感じられなければモチベーションが湧いてきません。ですからカウンセリングを通じて、私たちがいかに患者さんに対してわかりやすく説明することができるか、というのが非常に重要なポイントになります。

以前から精密検査の結果は患者さんと共有し、結果説明も丁寧に行うようにしていましたが、やはり歯科の専門的なデータですから、患者さんが見ても「あまり実感が湧かない」というのが実情だったのだと思います。

しかしSMTであれば、結果がグラフで表示されますから、誰が見ても一目瞭然です。その「わかりやすさ」を実現した点が、SMTの画期的なところだと思います。しかも、操作が簡単でスタッフの負担も少ない。今後、より多くの歯科医院に是非広まってほしいですね。

歯科衛生士さんの声
  • ・食事の取り方などの指導をする際に、SMTの結果を見ながら行うと、患者さんの意識が高いので積極的な姿勢でお話を聞いてくださいます。
  • ・口腔内の健康状態がグラフでわかりやすく表示されるので、これまで口頭で説明するだけでは伝わりにくかった内容がスムーズにご理解いただけるようになりました。とても助かっています。